発送電分離の重要性

知ってる人はこんな駄文読まなくていい。
知らなかった人は読んで、「へー」ぐらい思っといてください。

まず、発送電分離って良く聞くけど結局どうなるのって話。
分離ってのは事業の話。
これまで電力会社が全て行なってきた発電と送電という２つの事業を別の会社でやりませんか？ってこと。
発電は想像の通り電気を生み出す仕事。
送電については、このたびの地震で関西から関東へは周波数が違うから電気を送れませんなんて言ってたのは記憶に新しいと思う。
電気を家庭に送る仕事が送電だ。
その送電の仕事を国有化しようっていうのが、この発送電分離って話。

今や捨て身となってる菅は突然この発送電分離の話を持ち出した。
菅降ろしをやってる面々や、電力各社にとってこれは凄く不味い問題だった。
実はこの話１０年ほど前にもされていて、その際は東電が必死になってもみ消したのだ。

発送電分離がなされ、送電が国有化されれば、電力の買取価格が一定になり、自然エネルギー開発を促進させる。

自然エネルギーが流行れば、当然電力会社の儲けは減るよね。だったら反対だよね
ってのはもっともらしい
ウソだ！！


送電が国有化されれば、暴かれてしまう機密が問題なのだ。
電力会社は日本の電力の大半は原子力でまかなっていると言っているが、本当のところはそうではない。
現在でも火力発電など民間が行なっている電力開発は都市部の電力をまかなえるのに十分な値であり。
電力会社はその電気を不当な安価で仕入れ、我々に高額で売りつけている。
いわばバイヤーのようなもので、発電というのは極端な話フリでしかない。
発電というものはそれ自体、金が掛かるばかりで、それほど儲からないのだ。
原子力発電が安価だというのも真っ赤なウソで、放射性物質の再処理を考えれば莫大な金額が必要になる。
しかし、その金が必要ってのが味噌で、電気代の吊り上げるいい口実のようなものになっている。そしてその金は身内で回せるってことだ。
土地の誘致であったり、施設開発であったり、身内で金を回す仕組みが出来上がっている。そこに政治家やメディアが一枚噛んでいるのだ。

で、送電が国有化されればどうなるかっていうと……
直ぐにバレる。
送電だけで電力足りてるんじゃね？って


というわけで、クリーンな未来の日本描くためにも発送電分離は絶対に成し遂げなければならないのです。
菅は今それを捨て身でやっています。
正直、菅も信用ならないと思いますが、今菅を降ろされるとまたもみ消されてしまいます。

どうか、そうならないためにも国民１人１人がこの国の実情に目を向けて欲しい。
私はそう願うばかりです。